こんにちは、shunsukeです。
英語学習継続315日目。今日の英語紹介をします。
「可哀想」という言葉がありますが、英語で「pathetic」 または 「pitiful」と言うそうです。しかし、この2つの単語ではとても強い意味を持ってしまうそうです。 ネイティブスピーカーは、「poor (名前)」 ※人の名前や犬・猫など対象を入れます。 Poor Aaron(アーロン可哀想に・・・) ※人の名前を入れず「Poor thing」と表現する人もいます。この場合の「thing」は“物”ではなく“人”を指します。
前回「アンコールワット」の最後でご紹介した「アンコールトム」。今日は穏やかな微笑みを浮かべる、通称「クメールの微笑」をご紹介します。
もくじ
- アンコールトムについて
- アンコールトムの造形物について
- さいごに
アンコールトムについて

「アンコールトム」は、アンコール遺跡の1つでアンコール・ワット寺院の北に位置する城砦都市遺跡。周囲の遺跡とともに世界遺産に登録されている。
特徴
都市建築の基本はヒンドゥーの宇宙観を基に成り立った古代インドの建築理念の影響が見られているそうです。中央に世界の中心である山岳メール山を象徴するバイヨン (Bayon) 寺院があります。 その周囲にも象のテラスやライ王のテラス、プレア・ピトゥなどの遺跡も残ってます。
仏教(観音菩薩) アンコールトムは一辺3kmの堀と、ラテライトで作られた8mの高さの城壁で囲まれています。外部とは南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門でつながっています。東西南北の四面に観世音菩薩の彫刻が施されています。 また門から堀を結ぶ橋の欄干には乳海攪拌を模したナーガになっていて、またこのナーガを引っ張るアスラ(阿修羅)と神々の像があります。
アクセスマップ
https://www.google.com/intl/ja/maps/about/behind-the-scenes/streetview/treks/angkor/
アンコールトムの造形物について
見どころたくさんのアンコールトム。遺跡という点では、アンコールワットよりアンコールトムがオススメです。
南大門

アンコールトムは東西南北に4つの大門と勝利の門という5つの門があり、通常観光客はこちらの南大門から入場するのが一般的です。


アンコールトムの5つの門は、全てが同じ装飾で造られているそうです。写真を見て頂くとわかるかと思いますが、こちらの南大門が最も保存状態が良い門です。門の上部には巨大な四面像「観音菩薩」で、顔の大きさは3mもあります。近くで見ると迫力満点です。

左右には像が54体ずつ並んでおり、「大蛇」の胴体を抱えて綱引きをするモチーフとなっています。ヒンドゥー教における天地創造の神話をモチーフにした乳海攪拌(にゅうかいかくはん)と言われています。
像の顔色が違う個所が所々あったので、後から新しいものを造って取り付けているのかなと思います。
バイヨン寺院

アンコールトムを代表する仏教寺院がこちらの写真「バイヨン寺院」。
12世紀に建設されたバイヨン寺院は、正方形の敷地内の丁度中心部分に位置し、神々の聖域とされるメール山を象徴としていると言われています。

バイヨン寺院は、2重の回廊からなり、 ・外側の第1回廊は、東西160m、南北140m ・内側の第2回廊は、東西80m、南北70m
遠目に見える柱に彫られているのは、デヴァターのレリーフが彫られていて、見どころのひとつとなっています。

寺院の中心部には、中央祠堂が立っています。
中央祠堂を囲む様に、観世音菩薩をイメージした16の四面仏塔が立っています。

アンコールトムの特徴でもあるのかもしれませんが、柱が一本まんまのものもあれば、カットしたものを柱にしている個所もあり、こうして見るとバランスタワーに見えて、ハンマーで一段ずつ打ち抜きたくなりました(笑)

バイヨン寺院内には、このような仏塔が全部で49頭あります。最大2m余の大きな顔が彫られた四面像です。この四面像は、観世音菩薩像を模していると言われており、穏やかな微笑みを浮かべる、通称「クメールの微笑」と言われています。

この四面像の前では、写真を撮ろうとする観光客が常にいて、とても混雑しています。僕もこの四面像の前で写真を撮りましたが、ホント良い顔をしているなと思いました。

バイヨン寺院には、こちらの壁画が彫られています。内容は、ジャヤバルマン7世がトンレサップ湖上でチャンパと戦争をした時のものらしいです。当時の時代の生活や市場の様子なども彫られていました。

アンコールワットでも思いましたが、かなり精巧に彫られているなという印象です。
この戦いが実際に行われていたかと思うと、激しく、恐ろしいですね。

見てください、この崩れた石の数。9年前でこの状態だったので、今はどうなっているのやら。。照明・モルタル造形ともに、カンボジアでの様々な経験が今日の仕事へと繋がっています。
象のテラス

カンボジアにある廃墟となった寺院複合体であるアンコールトムの城壁を巡らした都の一部である。テラスは南北にわたってあり、その東面にあるゾウの彫刻にちなんで象のテラスと名付けられた。 引用:Wikipedia

高さ3メートル、延長300メートルを超える象のテラス。象の鼻部分奥の石を良く見ると、それぞれ模様が彫られています。こういう細かなところまで芸が行き届いてるところが素敵だなと思います。
さいごに

いかがでしたでしょうか。
今日はアンコールトムの穏やかな微笑みを浮かべる、通称「クメールの微笑」をご紹介しました。前回のアンコールワットの記事は下記に貼っておきますので、ぜひご覧ください。
最後の写真は9年前アンコールトムをバックに、海外ツーリストに頼んで撮影してもらった写真でお別れします(笑)
このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。
これからもこのブログでたくさんのことをご紹介していきます。
ご一読頂きありがとうございましたm(__)m
コメント
コメント一覧 (2件)
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[…] れた大規模な寺院です。こちらの門が最初に通る門。手前は橋になっており、両端にはアンコールトムでもご紹介した「大蛇」の胴体を抱えて綱引きをするモチーフとなっている場所です […]