こんにちは、一人旅好きのshunsukeです。
今日は照明を始めるきっかけとなった場所「アンコールワット」の朝日についてご紹介したいと思います。少し自分語りになる個所がありますが、ご興味ある方はご覧ください。
アンコールワットとは

アンコールワット
アンコール・ワットは、カンボジアのシェムリアップという都市に位置するユネスコの世界遺産であるアンコール遺跡の一つであり、その遺跡群を代表する寺院。ヒンドゥー教寺院として作られた。しかし、16世紀後半に仏教寺院に改修され、現在も上座部仏教寺院となっている。アンコールワットやアンコールトムを中心に東西南北様々な遺跡があり、1992年にユネスコの世界遺産に登録されました。アンコールワットはスーリヤヴァルマン2世という強大な勢力を築き上げた王様によって築かれたので、アンコール遺跡の中でも群を抜いて有名な寺院となったそうです。
アクセスマップ
訪問するには
- 1つ目は、自分で見学に行く方法。
- 2つ目は、オプショナルツアーに申し込んで見学する方法。
上記の2パターンがあります。アンコールワットを見学するオプショナルツアーといっても、その種類はたくさんあります。バスや車を利用して遺跡の見学をするプランや、気球に乗って空から見学するプラン等たくさんあります。
僕はバイクタクシーの運ちゃんに1週間専属でお願いして、色々と一緒に回っています。
アンコールワットの遺跡群を紹介していきます。
アンコールワットの朝日について
僕の価値観を変えたアンコールワットの朝日

僕の照明の世界へと導いてくれる事となったアンコールワットの朝日。
僕は元々アパレルブランドで店舗内装飾と販売員をしていました。不満を抱えながら、心が躍らない毎日を過ごしていたのを今でも覚えています。
そんな中、ある方から「あんた照明やったら?」と、一言。
「は?」と思った僕の回答は、「照明なんかやる訳ないでしょ!」というものでした。そこから月日が流れ、そんな事を言われたことも忘れかけていた矢先に見たアンコールワットの朝日。
この時の衝撃は今でも心に刻まれている一瞬で、これが僕の照明の世界へと導いたきっかけの一つとなっています。
アンコールワットの朝日の経過


バイクタクシーの運ちゃんがホテルへ迎えに来た時間は朝の4時ごろ。
辺りはまだ真っ暗な中、向かった先がアンコールワット。着くとそこには朝日を見る観光客と地元の運ちゃんたちの群衆。それだけ見たい人が多いんだなと感じながら到着し、座って眺めていると、徐々に辺りが明るくなってアンコールワットのシルエットが浮かび上がってくると同時に、辺りに人影が見え始めます。この時のピンクがかったブルーの空のグラデーションがとても綺麗です。


太陽が徐々に姿を現してきた頃に空色がオレンジ色へと変化していきます。先ほどまでのアンコールワットの見え方が一変、シルエット感が更に増していきます。
太陽の先っぽが見えてきた瞬間、アンコールワットが神々しくなっていき、更にシルエット感が増し、空のグラデーション色が変わっていきます。


アンコールワットの目の前は広場になっていて、そこには遺跡群が所々にあり、皆それぞれ所々で各々の見方・撮影の仕方をしています。その遺跡群をシルエットに別角度から撮影したり出来ます。見る位置によって太陽の位置が違ったり、輝き方が違うのでどの角度からでも楽しめて癒されます。


太陽がアンコールワットの尖塔を超え、全体の輪郭等がしっかりと見えてきた頃、水面に映るアンコールワットと太陽が何とも言えない空間に変身します。幻想的というか、もう神秘的な姿に感動を抱いて見入っていました。
アンコールワットの尖塔に太陽が重なり、輝きを増すこの光景は皆さん必ず見た方が良い光景です。
この時の「照明面白いかも!」という想いがきっかけで照明の世界へ足を踏み入れる事となりました。
人が新しい事を始めたりするこんな些細な想いがきっかけですよね(笑)
実際にこの後1年後くらいに照明スクールに通い、そこでのご縁から現在のライトアップの仕事へと繋がっています。今では色々な現場に携わる事が出来てとても嬉しく思うと同時に色々な方に感謝しています。。
シルエットになったアンコールワットの反対側

シルエットになったアンコールワットの反対を見ると、こんな光景になっています。光が当たっている側は、どういう構造になっているかが伺えます。
光の当たり方や角度によって見え方が全く違うものになるという事を、この時に学びました。どこから見ても見え方が違い、それぞれに違った発見がある事が本当に楽しいです。
ライトアップについて

こちらは僕が実際に光の当て方などを考え、照明器具を設置しています。これもアンコールワットで見たシルエットが頭の片隅にあったからこそ出来たライトアップかと思っています。
これまで色々なライトアップを見てきましたが、僕が知る限りここまでシルエット・影を意識したライトアップをやっているのは僕だけかなと。それくらい拘りをもってやっています。
下記にライトアップのブログリンクを貼っておきます。まだ見てない方も、何度か見られた方もまた違った視点で見れますのでぜひご覧ください。
さいごに

いかがでしたでしょうか。
色々な発見と出会いで人は日々変わっていくもの。僕はかれこれ15カ国ほど周り、その土地によって様々な考え方や生き方を見てきました。今の僕があるのもこれらの体験のお陰です。今後も更に見聞を広げる為に色々な発見と出会いを続けていきたいと思います。
また僕が抱いたこの感動を実際に皆さんに味わって頂けたらという想いでやっているライトアップ。ぜひ今度足を運んで頂けたら幸いです。
これからもこのブログで色々とご紹介していきます。
コメント
コメント一覧 (5件)
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[…] シルエットが素晴らしいですね。アンコールワットの朝日も素敵だったけど、サンセットのプノンバケンも素晴らしいものがあります。 […]
[…] 最初に見たサンライズはとても幻想的な風景で、僕の照明人生を切り開くものとなったとても良い体験となりましたが、このサンセットの風景もどこか神秘的でとても良かったのを覚え […]