こんにちは、shunsukeです。
英語学習継続317日目。日々積み上げております。
今日はちょっと変わって、
台湾の朝食ってご存じですか? 多くの台湾人が屋台で朝ごはんを食べると言われています。台湾には何度か行ってますが、屋台やら地元密着型の食事処には朝から多くの台湾人が朝食を取っていました。屋台で朝ごはんを買って職場で食べる人もいるそうです。 ちなみに定番のメニューは、豆乳に油條(揚げパン)を浸して食べる豆漿、お粥、蛋餅などです。 とても美味しいので台湾に行く際はぜひ食べてみてください。
今日はアンコール遺跡で特にメジャーな観光コースとなっている、有名なアンコールワット、四面仏塔のアンコールトムとご紹介してきましたが、今日はそのメジャーな観光コースの中に入っている「タ・プローム遺跡」をご紹介します。
もくじ
- タ・プローム遺跡(Ta Prohm クメール語:តាព្រហ្ម)とは
- ガジュマルの木に飲み込まれ崩壊寸前の遺跡について
- さいごに
タ・プローム遺跡(Ta Prohm クメール語:តាព្រហ្ម)とは

正式名称は「タ・プローム」。
アンコール遺跡群と呼ばれる多くの寺院や宮殿などの遺跡群の内のひとつで、12世紀末に仏教寺院として建立されます。後にヒンドゥー教寺院に改修されたと考えられている遺跡です。
創建したのは、クメール人の王朝、アンコール朝の王ジャヤーヴァルマン7世だそうです。
アクセスマップ
https://www.google.com/intl/ja/maps/about/behind-the-scenes/streetview/treks/angkor/
ガジュマルの木に飲み込まれ崩壊寸前の遺跡について

アンコール遺跡群として世界遺産にも登録されている遺跡のひとつで、映画「トゥーム・レイダー」と「トゥー・ブラザーズ」の撮影が行われたことで有名な場所となっています。

遺跡は崩壊してしまっている個所が多く、太い木の根と遺跡が深く絡み合い、巨大なガジュマルの木に飲み込まれています。今までたくさんの遺跡を見てきましたが、ここまで樹木に浸食された遺跡はとても珍しいなと感じました。この時が9年前。今の状態はどうなっているかわかりませんので今一度訪れてみたいものです。

崩れた遺跡が多いと言っても全く浸食されずにしっかりと残っている遺跡もあります。
右側の樹木の下にある柵とステージ。こちらは写真スポットとなっていて、こういう場所は整備されています。
ガジュマルの木に圧倒される遺跡

「絞め殺しの木」とされている樹齢300年にもなるガジュマルの木。力強く成長した樹木に包まれる遺跡が、自然と一体化したことで、どの遺跡よりも生命力に満ち溢れた神秘的なエネルギーを発しているなと感じます。遺跡の積み方は日本の石垣で言うと、「切込接(きりこみはぎ)」の「布積」な感じで詰まれています。日本の石垣は、ほとんどが段々で積まれていますが、タ・プロームの遺跡の積み方はバラバラ。目地が十字になったりもしています。こういう適当さが良いですね。
日本の石垣の積み方を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

遺跡と一体化したガジュマルの木、そして遺跡に彫られたデバターがとても絵になります。デバターの周りは深く掘られた造りになっていることから、陰影がしっかり出て、奥行き感・立体感がありとても素敵です。

タ・プローム撮影スポットの一つとされている場所。別のツーリストに撮影してもらいました。とても大きなガジュマルの木で、特にここのは根の張り方が複雑。
「絞め殺しの木」と言われる所以が良くわかります。

タ・プロームはアンコール遺跡の中でも、一番崩壊が激しいと言われる遺跡です。そう言われているだけあって至るところで崩壊しています。バラバラな積み方をしているので崩れやすいかもなと感じました。

修復について
ガジュマルによる浸食が激しい「タ・プローム」。あまりの酷さにインド政府は「タ・プローム」の修復計画を発表したそうです(インドはタ・プロームの修復を担当している)。しかし、ここで議論が沸き起こっていて、熱帯の巨大な樹木は遺跡を破壊しているのか、それともいまや遺跡を支えているのかという議論されているそうです。
見逃したポイント
自分の旅のスタイルでもありますが、事前にガイドブックを読まないのために見逃しているポイントが良くあります。下記の2個所はタ・プローム内で見逃したポイントです。参考までに!
根に包まれたデヴァタ―
根に包まれたデバターの顔を避けるようにガジュマルの木が育っており、根の間からデバターが覗いているように見えるポイントがあります。
「エコーの祠堂」
タ・プロームには39の祠堂の塔があり、中央祠堂内部には無数の穴が空いた石が積まれていています。そこはかつて宝石などの財宝が埋め込まれていたそうです。上部が空洞となっていて、光が差し込む仕組みとなっています。無数に埋められた財宝が、光が差し込んだ絵を見てみたかったなと思います。また中央祠堂は「エコーの祠堂」と呼ばれており、音が反響する造りとなっています。
さいごに

いかがでしたでしょうか。
今日は自然に満ちた神秘的遺跡「タ・プローム」についてご紹介しました。
このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。
前回穏やかな微笑みを浮かべる、通称「クメールの微笑」四面仏塔のアンコールトムを別記事で紹介しています。ぜひそちらも合わせてご覧ください。
これからもこのブログでたくさんのことをご紹介していきます。
ご一読頂きありがとうございましたm(__)m
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