こんにちは、shunsukeです。
これまでロリュオス遺跡群「プリア・コー」と「バコン」をご紹介してきました。
今日は最後のロリュオス遺跡群の一つ、ロレイ【アンコール遺跡】をご紹介します。
ロレイについて

ロリュオス遺跡群の中では最も新しいヒンドゥー教寺院。
ロレイとは
アンコールワット寺院が建設されるよりも前に建設されたヒンドゥー教の寺院です。建設当時は、大きな貯水池インドラタターカの中心にあった人工の小島に建てられました。現在は貯水池の水は枯れていますが、船着き場の跡などから当時の様子を想像できます。現在は、寺院の境内には新しい仏教寺院が建てられており、新旧の寺院が共存しています。
基本情報
施設名:ロレイ 英名:Lolei 住所:Lolei Cambodia 営業時間:7:30〜17:30 料金:アンコール遺跡群チケットが必要(1日券、3日券)
アクセスマップ
ロレイの見どころ

ロレイは893年にヤショバルマン1世が祖先を祀るために建てたヒンドゥー教寺院。ロレイはかつて大きなバレイ(貯水池)があり、その中央の島に建設されていた寺院です。

アンコール遺跡群で以前にご紹介した東メボン
・西メボンの原型とも言われています。ロレイには四角に並んだ4基の祠堂と船着き場の跡が残っています。

4基のうち、1基はかなり崩れています。アンコール初期の遺跡だけあって、老化が激しかったのを覚えています。それぞれの基で修復のために支柱で支えていました。


前回の「プリア・コー」
でもご紹介しましたが、レンガの積み方は目地無し。ぎっしり詰まったレンガ壁に、日の光が当たり良い味を出しています。彫刻された女神の上段の黒ずんだ個所が何とも言えない味です。
崩れないためかと思いますが、3本のワイヤーで支えています。それだけ状態が良くないのかなと感じます。

赤いレンガ造りの間に、砂岩に彫刻した女神がはめ込まれています。この彫刻に合わせてレンガを削ったと思うと芸が細かいですね。

顔だけ無い女神。これは意図的かな。

毎回出てくるまぐさ石のレリーフ。北側の2基は壁のレリーフやドヴァラパーラ、デバターが美しく施されて残っています。 特に北西の祠堂のまぐさ石には、インド神話に登場するナーガやマカラと共に神々が細密に彫られていて必見とのことです。

まぐさ石を支柱で支えています。真ん中付近がやや落ちていることから、このままでは崩れる恐れがあるからかと思います。いきなり崩れてきたらと思うと、ゾッとしますね。
入口付近には、石を積んだものが無数にありました。これは何かを意識してのことだと思いますが、僕には分かりません(笑)
ロリュオス遺跡としてご紹介してきた3つの場所。アンコールワットよりも約230年古くにできたとされ、この時代のものはレンガ造りの建物がメインとされています。保存状態はあまり良くないですが、漆喰の跡など古い時代の特徴はよく残っています。メインどころのアンコール遺跡群とはまた違った味のある遺跡群です。旅の際、時間があるようでしたら、時代の経過を感じる遺跡郡巡りをオススメします。
さいごに

いかがでしたでしょうか。今日はロリュオス遺跡群の中では最も新しいヒンドゥー教寺院ロレイ【アンコール遺跡】についてご紹介しました。
最後は女の子からバナナを買ったときに撮影した写真でお別れします。次回もお楽しみに!
このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。
前回の記事では、ロリュオス遺跡群の中で最も規模の大きなバコン寺院【アンコール遺跡】
についてご紹介しています。ぜひそちらも合わせてご覧ください。
これからもこのブログでたくさんのことをご紹介していきます。
ご一読頂きありがとうございましたm(__)m
コメント
コメント一覧 (1件)
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