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特殊技法!フェイクをリアルに魅せるモルタル造形の技術

こんにちは、shunsukeです。

今日はこれまで何度となく出てきているモルタル造形についてご紹介します。

目次

モルタル造形とは

モルタル造形とは

特殊なモルタルを使い、天然石・岩・木、人工的なレンガ積みの壁・擬木などを彫刻技術を用いて表現する技法のことです。

工程について

モルタル造形完成までには多くの工程が存在します。その中で大まかに分けると下記の工程になります。

  1. 下地造り:モルタル造形を行う前に下地を造ります。
  2. モルタル造形
  3. エイジング塗装

更に下記より詳しくご紹介します。

下地造りについて

下地作り工程

  1. まずブロックに直接、必ずNSハイフレックス(吸水調整材・モルタル接着増強材)を塗ります。(ハイフレックスは濃縮シーラーなので、水で3倍に薄めて使用します。)
  2. 次にNSポリマーミックス#300(ポリマーセメント系下地調整塗材)を鏝で薄く塗り付けます。
  3. 次に専用のクシ引きで線を入れます。

写真が実際に下地処理をしたブロック塀の例になります。下地処理からモルタル造形に移るまでの期間は、3~7日と言われています。季節によって様々で、その都度状況は違います。

我々が使っている物を下記に貼り付けておきましたのでそちらをご確認ください。

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モルタル造形について

モルタル造形専用モルタル塗り付け

  1. まず初めに、下地処理した個所にNSハイフレックス(吸水調整材・モルタル接着増強材)を塗ります。(モルタルを接着させる為の必須工程です)
  2. 次に動画のようにモルタル造形専用モルタルを厚く、鏝で塗り付けていきます。

最初初心者の方にはとても難しいのが鏝を使ってモルタル造形専用モルタルを塗り付ける作業です。慣れるまで大変な作業になります。

形づくりの落とす・削るの表現作業


  1. まず初めにある程度乾いてきたら造形用ツールで線を描き形づくりをします。
  2. 次に落としたり、削ったり、表情を造ったりしていきます。

モルタル造形の一番の楽しい作業、落とす・削るの表現作業です。ここが一番の見せ所になります。人それぞれのセンスや表現方法が表れる作業になる為、見ているだけでもとても楽しい作業風景になります。

エイジング塗装について

エイジング塗装

  1. まず初めにモルタルの粉や粕をブラシで落とし、更に鋭利な角を削ります。。
  2. 次にモルタル造形で制作した個所へ、カチオン系の水性カチオンシーラーを塗っていきます。
  3. シーラーが乾いた段階で、エイジング塗装です。
  4. 最後に塗料が完全に乾いた段階で、仕上げにMB-AGクリアーを塗ります。

モルタル造形終了後、シーラーを塗る前に必ず粉や粕、また鋭利な角を削る作業を忘れずに行ってください。お客様の手が届く範囲は、ぶつかってケガをする恐れがあります。

エイジング塗装をする前に必ずカチオン系の水性カチオンシーラーを塗るようにしてください。シーラーとは下塗りの一種で、塗装工事においては無くてはならないものです。シーラーを塗らなかったりすると剥がれやムラが発生します。また塗らずにエイジングすると急激に塗料が吸収され濃く色が入ってしまう恐れがあります。

最後の仕上げ、MB-AGクリアーです。クリアーは、紫外線から着色したエイジング塗装の色を守る効果があります。末永く保たせる為の作業工程になりますので、お忘れなく。

さいごに


上記が完成写真です。造形の表現やエイジングの色付けなど、お客様とお話をしながら、イメージを共有していき、完成させていきます。形になった時の感動は一頻りです。

いかがでしたでしょうか。

今回はモルタル造形をご紹介しました。ぜひご興味ある方は初めてみてはいかがでしょうか。

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