今回はガレージエイジング・モルタル造形ミニチュアハウス・トリックアートについてご紹介します。
モルタル造形について

モルタル造形とは
特殊なモルタルを使い、天然石・岩・木、人工的なレンガ積みの壁・擬木などを彫刻技術を用いて表現する技法のことです。
施工方法など
下記にモルタル造形の記事を纏めております。ぜひそちらもご覧ください。
様々な表現が出来るのが魅力のモルタル造形。職人さんによってそれぞれ表現方法が違います。それでは下記よりお客様宅の景観をご紹介していきます。
施工前の景観

お客様のご要望はこちら。
- 既製品のガレージの物置感を無くしたい
- 既製品のポストを汚したい
- ご自宅と同じようなデザインのミニチュアハウスが欲しい
- ネズミのトリックアートを描きたい
というご依頼を頂き、今回こちらで担当させて頂きました。
まずは施工前のそれぞれの写真をご紹介します。
シャッターの施工前写真


既製品のガレージ写真。ま、普通の物置ですね。
こちらをエイジングのみで変身させました。
ご自宅のデザイン

実際に住まわれているお客様のお宅です。こちらを基にモルタル造形でミニチュアハウスを制作しました。
まず完成写真の前に、ガレージ施工中写真をご紹介します。
ガレージ施工中の景観

施工中に撮影したシャッターのエイジング風景です。
まだ途中ではありますが、この段階でも違いが分かります。
何をしているかというと、
- ガレージ表面の清掃
- ペーパー掛け
- ペイント用シンナーを塗る
- ベース塗装ホワイトに硬化剤を混ぜて塗る
- 刷毛でシャッター・ドア部分(ご自宅と同じような色合いのもの)を塗る
- ベースを塗った個所にガン噴きをする
- 汚しを入れる
- シーラーを2度塗りする
これらの工程を経てエイジングしたガレージが出来上がっています。
何をするにも手間と時間が掛かる作業です。それでは、これより施工後出来上がった写真を用いてご紹介します。
施工後の景観


出来上がった写真がこちら!全然違いますよね!
ガレージエイジング

ベース塗装をしたホワイト部分を残しつつ、上塗りでクリーム掛かったイエローをガン噴きで所々へ塗り付けます。ちなみにシャッター部分にも塗っています。

ガレージ屋根内の風景です。電気自動車のエネルギーを注入する機械。
ちなみにこちらも一緒にエイジングしています。

庭側の風景です。雨どいも一度外してエイジングしています。
緑豊かなお庭の雰囲気にも合って、とても良くなりました。
シャッターエイジング

シャッターの鍵部分と取っ手部分をサビさせた風合いでエイジングをしています。
こういう細かい部分も表現できるのがポイントの一つです。
ポストエイジング

汚しを入れたポストです。お客様のご要望通りに着色しています。
角部分や汚れ多く出そうな部分は濃い目に着色したりと、自由自在です。
お客様の「もっとこうしてほしい」を形にします。
ドア部分エイジング

ドア部分とスイッチもエイジングしています。サビた個所が水によってダレたようなイメージをさせてエイジングしています。こういう想像しながらやる作業がこの仕事の醍醐味かなと思います。
モルタル造形ミニチュアハウス


ミニチュアハウスと枝の看板は、どちらもモルタル造形で制作しています。奥様がネズミがお好きということで、ネズミが暮らすであろうハウスと、小動物の目線の看板を制作しました。こういう細かい部分もしっかりと表現できるのがモルタル造形の特徴でもあります。
またミニチュアハウスには、中に照明が仕込んであり、夜になると照明の明かりで照らされ、生活感を出したような施策をしています。
良い感じでこちらのお庭に溶け込んでいます。
トリックアート



ネズミのトリックアートとネズミの絵。奥様の意向をしっかりとくみ取って頂き、描いて頂きました。所々で遊び心を出す感じもとても素敵に仕上がりました。
「お客様のご要望を形にする」、これが僕らの仕事です。
今後もこうして携わった仕事は定期的にご紹介していきます。
さいごに

いかがでしたでしょうか。
今日はガレージエイジング・モルタル造形ミニチュアハウス・トリックアートについてご紹介しました。
このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。
これからもこのブログでたくさんのことをご紹介していきます。
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