こんにちは、shunsukeです。
英語学習継続325日目。
多くの日本人は、
「I have to clean my room.」
という人が多くいらっしゃいますが、これは子どもっぽく聞こえる表現との事です。
英語圏では、「my room」は寝室を表します。
「I have to clean my house / apartment」 が正しい表現だそうです。
ぜひ覚えておきましょう!
今日は、前回ご紹介した「バンテアイ・スレイ」
からほど近い場所にある「サムレ族の砦、バンテアイ・サムレ」をご紹介します。
もくじ
- 「バンテアイ・サムレ」について
- 「バンテアイ・サムレ」見どころ
- さいごに
「バンテアイ・サムレ」について

「バンテアイ・サムレ」とは
バンテアイ・サムレとは「サムレ(ソムラエ)族の砦」という意味です。サムレ族とはかつてこの地に住んでいた古代民族で勇猛だったことが知られています。 建築したのはアンコール・ワットを建設したスーリヤヴァルマン2世です。
基本情報とアクセスマップ

バンテアイ・サムレは、高さ7mの周壁がほぼ正方形に囲んでいて、東西88m × 南北77m、回廊の外側に窓がない閉鎖的な構造になっています。先日ご紹介したバンテアイ・スレイと比較するとこちらの方が大きい寺院です。
上の2枚の写真は同じ場所で、なが~い参道の突き当りにある東の搭門です。高い7mの外周壁と、そして外周壁には連子窓が並んでいます。こちらの大きくて深いレリーフが出迎えてくれます。

基本情報
営業時間:7:30-17:30 料金(アンコール遺跡公園共通券):1日券37USD/3日券62USD/7日券72USD※12歳未満は無料 ※ この遺跡はアンコール遺跡公園共通券が利用可能です。
アクセスマップ
シェムリアップから北東方面に20kmほどいったところに位置します。
シェムリアップ・オールドマーケットからは車で45分ほど。 バイヨン寺院からだと、車で20分ほどです。
「バンテアイ・サムレ」見どころ

塔門上のレリーフは東西南北に塔門が配置され、それぞれ異なります。まぐさ石部分はレリーフで凝った彫刻で、柱はまっさら。元々なのかは不明ですが、ガチャガチャしてなく、すっきりとしていてとても良いなと思います。

こちらのレリーフの物語は分かりかねますが、こういうレリーフを見て物語を想像する旅も面白いと思います。いつかレリーフを見る旅なんかもしてみたいものですね。

ここはバンテアイ・スレイと同様の赤色砂岩と言われる土を用いています。ここの遺跡前にはなが~い参道がありますが、そこの参道にはここで使われているであろう赤色砂岩の参道となっています。赤色砂岩を使った壁と植栽のコントラストがとてもマッチしています。植栽の足元に影が出ていますが、この旅の影響からこういうなんてことない影も楽しんでいた自分がいました(笑)

こちらはバンテアイ・サムレの第一回廊(外側の回廊)です。「切込接(きりこみはぎ)の布積」で積まれています。屋根がないことで、時間帯によってはきれいな日の光が差し込みます。こうして改めて見ると、今自分の仕事に通じるものがあり、人生って面白く、何事も繋がっているなって感じます。

メインどころのアンコール遺跡からやや離れた場所にあることと、近くのバンテアイ・スレイが人気があるため、こちらは観光客が少なくゆっくり拝観できます。一見見どころないのかなと思いましたが、そんなことはなくてこちらも見どころ満載です。
こうしてカメラを遠くに置いて撮影可能(笑)
柱・連子窓(れんじまど)・まぐさ石・階段石とそれぞれの個性が合わさった、アンバランスさがとても良い味を出しています。この頃の自分は、アパレル会社でVMDをしていました。こうして遺跡を見るまで、日本人特有の規則正しいバランスを意識した面白みのないことばかりを気にしていましたが、ある程度のバランスは守りつつ、所々で時にはアンバランスなバランスも大事なのだと感じたのを覚えています。
バンテアイ・サムレの中央祠堂まわり

第二回廊の内側へ。こちらは第二回廊内側から第一回廊から入ってきた場所を撮影しています。左右のバランスが取れた塔門の形の良さがとても印象的です。この塔門が第一回廊、第二回廊ともに、東西南北に配置されている構造とのことです。
皆各々の休憩方法を取っています。談笑する人、絵を描く人、本を読む人、寝ている人とそれぞれ。都会の忙しない日常から離れ、こうしてゆっくり時間が過ぎていく時間も僕にはとても大事なひと時です。こうしてアジアを旅する前の僕は、「忙しなくカッコばかり気にする」今よりもっと尖った人間だったなと。。今では「なんとかなるさ」「人の目を気にしない」スタイルへと変身してしまいました(笑)ま、今の方がずっと生きやすくはなっているんですが。。/p>
第二回廊の内側は、中央祠堂と二つの経蔵があるだけの狭い遺跡となっています。バンテアイ・スレイよりも更にコンパクトな造りとなってるので、急いで見るスタイルの方にも丁度良いかもしれません。出積み入り積みの角をしっかりと設計に入れえているからこそ、メリハリがあって躍動感が出るのだと思います。

こちらがメインの、手前に経蔵、奥に中央祠堂。
この絵を描こうとスケッチブックを広げて描いている人がいました。コンパクトで絵になる雰囲気ですね。
メインの中央祠堂を「真(しん)」として、手前の経堂「副(そえ)」、その周りを「控(ひかえ)」と捉えると華道にも通じるし、VMDの世界でも通じる。ってか何でも通じるものがあるなと思います。遺跡ってそういう面がしっかりと組み込まれているから特に好きな点でもあります。

屋根の装飾や連子窓、ナーガの欄干など、アクセントが効き、造りもしっかりしていてとても印象的。建築したのはアンコール・ワットを建設したスーリヤヴァルマン2世ということもあり、アンコールワットと非常に似た構造をしていることから「小アンコールワット」とも呼ばれています。
さいごに

いかがでしたでしょうか。今日は「サムレ族の砦、バンテアイ・サムレ」をご紹介しました。
最後はバイクの上から撮影した、小学生の帰り道の写真でお別れします。
このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。
前回の記事では、これまでの遺跡旅の中で、一番美しい遺跡だと感じた、アンコール遺跡「クメール美術の至宝」バンテアイ・スレイ、至極のレリーフアート
についてご紹介しています。ぜひそちらも合わせてご覧ください。
これからもこのブログでたくさんのことをご紹介していきます。
ご一読頂きありがとうございましたm(__)m
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