MENU

【影師 / KAGESHI】影絵が映し出される昼と夜の世界-すとりっぷノート

こんにちは、shunsukeです。
皆さんは影について考えたことってありますか?

んー光はあるけど、影までは。。

って方が多いんじゃないかなと思います。でも影って結構好きな人多いですよね?(笑)
僕は影はとても好きです!仕事柄ということもありますが日々光と影を考えながら仕事をしています。

僕が今の仕事をするきっかけになったのもシルエット、影を見たのがきっかけです。
今日は自然が織り成す影と人工で織り成す影を影師/KAGESHIとして仕事をしている僕の目線でご紹介したいと思います。

目次

影とは

物体や人などが、光の進行を遮る結果、壁や地面にできる暗い影をいう。影は、その原因となる物体や人の輪郭に似たものとなるが、壁や地面など、影ができる面の角度に応じて、普通、歪んだ像となる。僕は、ライトアップデザイナーとして今年で9年目を迎えます。特に陰影を意識した照明設計を心掛け、これまでずっと綺麗な影を壁や床に映し出してきました。

自然の織り成す影について




上記2枚は実際に行って撮影したアンコールワット。最後の1枚は以前働いていた植物屋で撮影したものです。太陽の光が昇るにつれ、アンコールワットが光を遮る。それによりアンコールワットがシルエットとなり、幻想的な風景となります。最後の1枚はパーゴラを設置していた店舗に太陽の光が差し込み、パーゴラの柱が光を遮り、ボーダーの影になります。太陽の光は物体に対して面で当たるので、綺麗な影となります。

人工が織り成す影について




照明の世界では影を綺麗に出すのはとても難しい技術です。物体と器具の距離、角度など好条件でないと綺麗な影とはなりません。

上記は実際に僕が照明器具を設置して撮影した写真です。器具の位置、物体との距離を見て設置します。それにより綺麗な影となります。日本にある屋外照明器具でここまで綺麗に影を出せる器具は少ないです。100v用照明器具でなく、12vの小さい照明器具で光の芯がしっかりとした器具を選らんで設置しています。



こちらも実際に僕が照明器具を設置したものです。しっかりと器具を選別し、距離と角度を守ればこのように影がしっかりと出ています。ちちなみにMouse’s Gardenと書いてあるものは、モルタル造形で作成した擬木。こちらも制作しました。

12v用照明器具について。


今回ご紹介する照明器具は特注品です。一般的には手に入らない器具。12v用なので電気工事士の免許を持っていない一般の方でも扱える器具です。綺麗な影を出すためには灯体は1つがポイント。灯体が3つなど付いた照明器具では、光が屈折して重なり合い、綺麗な影とはなりません。もしこちらの器具が気になられる方はお問い合わせください。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

奥が深い影の世界。光の方に目が行きがちですが、一味違った目線で世の中やライトアップを見て頂くと良いかもしれません。下記に私の以前デザインした【大田黒公園紅葉のライトアップ】ブログを載せておきます。ぜひ見てみてください。

このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。


  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (8件)

Leave a Reply to フランスのパリへすとりっぷ! | すとりっぷ Cancel reply

目次