こんにちは、shunsukeです。
コロナで海外に全く行けなくなってしまった為、国内の近場でまだ行った事がなかった場所、インドの古代仏教建築を模した築地のお寺、「築地本願寺」へ行ってきたのでご紹介します。
築地本願寺とは

築地本願寺は、1617年(元和3)年に西本願寺(京都)の別院として建立された、浄土真宗本願寺派の直轄寺院です。浅草・横山町にあったことから「江戸浅草御堂」と呼ばれていましたが、1657年(明暦3)年明暦の大火により焼失。大火後の区画整理のため、幕府より代替地として指定されたのは、八丁堀の海上でした。
海を埋め立てて地を築き1679(延宝7)年に再建され、「築地御坊」と呼ばれるようになります。この時の本堂正面は西南を向いて建てられます。
1923(大正12)年、関東大震災に伴う火災により焼失したため、建築家の伊東忠太氏の設計により、古代インド仏教様式の外観で1934(昭和9)年に現本堂が落成しました。2014(平成26)年には「本堂」、「門柱(正面・北門・南門)」、「石塀」が国の重要文化財に指定されています。
築地本願寺見どころ

エキゾチックな建築様式の本堂
築地本願寺は古代インド・イスラム仏教様式を取り入れた寺院で、その外観はかなり異彩を放ち、日本でもとても珍しく、日本の寺院なのかと疑ってしまうほどの造りをしています。
『三畜評樹』で知られる、鳥、猿、象と牛、馬、獅子



中央左右の外側階段には、仏教説話『三畜評樹』で知られる、鳥、猿、象がいます。そのほかにも、牛、馬、獅子などがいます。『三畜評樹』は「物事は全体を見渡すことが重要」という教えがあるそうです。皆様もぜひ見つけてみてください。
また夜にはライトアップもされているとの事。この日は昼間のみでしたので写真は撮れませんでしたが、調べれば写真が掲載されてますので、ぜひ見てみてください。
カフェやブックストアも

お寺内には様々な施設があります。カフェやブックストアもあるのでゆっくりリラックスしたい時など、ふらっと訪れるのも良いかもしれません。
築地本願寺の建築について

外回りの石塀

外回りの石塀は、一切の狂いのない直線で造られています。石の表情はそれぞれの石で表情が違います。丸みを帯びた個所もあれば、角ばった個所もあり、歴史を感じられます。


正面入り口扉上には、ステンドグラスが貼られています。太陽の光でとても美しい光が差し込みます。また天井に吊るされている照明行燈も歴史を感じられるものでとても素敵です。また所々に「八角菊くずし紋」が描かれています。「下り藤」の紋と同様、この菊くずし紋も本願寺の紋章のひとつだそうです。


本堂内の照明も大きくこちらも八角。六角の照明もあるのでそちらも何か意味があるのだと思いますが、分かりませんでした。こちらは分かったらまたアップします。
ライトアップ・モルタル造形について

ライトアップについて
こちらは「大田黒公園紅葉のライトアップ」風景です。僕が全体デザインから全て任せて頂いています。下記に詳しいブログリンク貼っておりますので是非見てみてください。
モルタル造形について

こちらは個人邸のモルタル造形で制作した石積み。株式会社Holly Factoryさんの手伝いで造らせていただいた石。全てモルタルで造られているので自由自在です。表情もブラシで叩いて付けられます。こちら去年より「モルタル造形体験型講習会」をスタートしました。現場を直接体験できるプログラムとなっています。詳細はブログリンクを貼っておきますのでそちらをご覧ください。
さいごに

いかがでしたでしょうか。
とてもエキゾチックな築地本願寺。ぜひ一度足を運んでみてください。
このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。
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