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誰でもわかるNASとクラウドストレージの違いとメリット・デメリット

こんにちは、shunsukeです。
皆さんはパソコンのデータをバックアップするのにどのような方法を採用していますでしょうか。

個人の方、法人様で保存方法が違っているかもしてません。
僕個人的にはクラウドストレージに。
法人様であればNASって法人様が多いかもしれません。

現在仕事柄、どちらにするのがベストなのかを問われている中で、しっかりと説明できるように文字に起こそうと思います。

  • そもそもNASとクラウドストレージって何??
  • 社内データの共有ストレージやバックアップ機能どれを使えばいいの??
  • 個人で使用するなら??
  • リモートワークが増えたことでどっちがメリットなの??

などなど疑問に思っている方も多いと思います。
コロナウイルスがきっかけでリモートワークが増えた昨今、今後の仕事の在り方や仕方が大きく変化していくであろうと思います。それに伴い僕ら人間も時代に合わせて変化していかなければなりません。

そこで今回はネット時代に必須なバックアップ方法である、NASとクラウドストレージの詳しい解説と、メリットを深堀して皆さんにお伝えしたいと思います。
それぞれ強みが異なりますので、それぞれを理解し、ニーズに合わせた導入計画を立てる重要性を感じてくださいませ。

目次

「NAS」と「クラウド」とは?

「NAS」とは有線LANで「ネットワーク」に接続して使用するHDD

「NASとは:Network-Attached Storage(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)」

NASは有線LANでネットワークに接続して使用するHDDのことを指します。
NASが接続しているネットワーク内であれば、どの端末からもアクセスできるのが特徴です。

一般的な外付けHDDは、HDDに接続しているパソコンのみでしかアクセスすることが出来ません。しかしNASを利用することで、離れた場所にあるパソコンやタブレットからでもデータにアクセスすることができるようになるので、場所に縛られることなく作業ができるようになります。

※NASは同じネットワーク内でなければ接続できません。

クラウドストレージはインターネットを利用したも

簡単に言うと、インターネット上のサーバーを借りるサービスを指します。
インターネットを利用してデータを保存するので、パソコンやタブレットがインターネットに繋がっていればどこからでもアクセスでき、保存ができます。

代表的なクラウドストレージサービスは、

  • Google Drive(グーグルドライブ)
  • Dropbox(ドロップボックス)
  • OneDrive(ワンドライブ)

などになります。
スマホやタブレットをお持ちの方であれば、一度は使ったことがあるかと思います。クラウドストレージ内に保存したデータは複数人で共有することができます。とても便利な機能ですね!
ということは、仕事すなわち職場内の部署などで共有することにより、一つのデータを複数人で編集することができるようになり、編集後は最新のデータに同期保存することが可能になるのです。

ここまで理解できましたでしょうか?
もしまだ理解できてない場合は、もう一度最初に戻ってご一読ください。

それではこれまで出てきたワードの中で、「ネットワーク」と「インターネット」についても触れておこうと思います。

そもそも「ネットワーク」と「インターネット」とは?

皆さんは「ネットワーク」と「インターネット」の違いってご存じですか?
僕も最初に聞かれた時、
「は?そんなの分かるし、知ってるよ!舐めるなー(笑)」
って思ってましたが、いざ言葉で伝えようと思うと言葉で上手く伝えられませんでした。。。
お恥ずかしながら・・・。

ということもあり、両者が何なのかをここで解説します。

「ネットワーク」

複数のコンピュータをケーブルや無線などで繋ぐことで、情報のやり取りを行う仕組みです。各家庭や企業、地域ごとにLANを繋いで構成されているため、同じLANに接続されていない端末とは接続できません。

「インターネット」

一つひとつ独立しているネットワークをつなげる仕組みを指します。日常的に使われているのはこちらの「インターネット」の方が多いかもしれません。「ネット」は、主にインターネットを指しています。

どうでしょう?ご理解頂けましたでしょうか?
このような違いがありますので、ぜひ覚えておきましょう!

万が一、どこかで説明する機会がある時は、ドヤ顔して説明できます!(笑)

NASとクラウドストレージの比較

現在、会社内でも実際に議論されています。(僕の携わっている会社内でです)
企業様で新しいシステムを導入する時に特に意識すべき点があるかと思います。

それは、

  • 「コスト」
  • 「機能」
  • 「リスク管理」

特に「リスク管理」が一番のネックではないでしょうか?
これらはどの企業様でも必ず議論される問題です。
これより一つずつ解説していきます。

導入方法と運用コスト

  • NAS:実際に機器がある
  • クラウドストレージ:インターネット上で処理するため、機器はなし
  • NAS:機器購入にお金が掛かる
  • クラウドストレージ:機器はなしのため、お金が掛からない
  • NAS:購入した後、セットアップが必要
  • クラウドストレージ:セットアップをサポートしてくれる企業が多い
  • NAS:機器の経年劣化や物理的な衝撃で故障するリスクがある
  • クラウドストレージ:機器がないことから、故障のリスクなし

NAS:導入、運用するまでに時間が掛かり、コストも初期費用やその後の故障などにもお金が掛かる。

クラウドストレージ:導入、運用するまでに時間が掛からない、コストも掛からないので手軽に始められる。ストレージ必要量に応じてプランを複数用意しているサービスが一般的なので、企業規模に適した料金を選択できる点も強みです。

導入、運用についてはクラウドストレージに軍配が上がりそうです!

機能面

  • NAS:機器接続のHDDであれば、クラウドストレージのような制限は無し。
  • クラウドストレージ:電波の悪い場所ではダウンロードやアップロードに時間が掛かる。また契約内容によっては、転送速度などに制限が掛かる恐れがある。

NAS:機器接続のHDDであれば、クラウドストレージのような制限は無く、快適に利用できます。

クラウドストレージ:上記で挙げたデメリットがあるため、容量の大きいデータを扱っている企業様であれば注意が必要です。

機能面についてはNASに軍配が上がりそうです!

セキュリティ

  • NAS:社内HDDにバックアップされているため、情報流出や不正アクセスを受ける確率が低いリスクで済む。
  • クラウドストレージ:社外サーバーを使ってバックアップをすることで、インターネット通信の介した情報流出や不正アクセスの恐れがある。

NAS:情報流出や不正アクセスに関して0%ではありません!しかし、社内ネットワークだけ接続されていることもあり、クラウドストレージよりはかなり低いリスクで済みます。

クラウドストレージ:良くニュースなどで企業様の情報流出や不正アクセスがありますが、まさにこれによって流出していることが多いです。社外サーバーになることから、致し方ない部分もあります。リスク管理はとても注意が必要です。

セキュリティ面はどの企業様でも頭を悩ませていることかと思います。どちらのシステムも一長一短です。扱う情報によって使い分けることもできるので、企業様内で十分に議論して導入することをオススメします。

セキュリティついてはNASに軍配が上がりそうです!

データ消去

  • NAS:機器の故障や衝撃、停電などでデータが消去される恐れがある。
  • クラウドストレージ:社外サーバーの大規模障害によってデータが消去される恐れがある。

NAS:機器の扱いが面倒になります。

クラウドストレージ:NASよりリスクが低いとはいえ、社外サーバーが障害を起こした場合、消去の恐れがあることから0%とは言えない現状があります。

データ消失は深刻な事故であることから、企業存続に影響を与える可能性もありますので、今一度議論をしていくことをオススメします。

データ消去についてはクラウドストレージに軍配が上がりそうです!

それぞれのメリット・デメリット

それでは下記よりそれぞれのメリット・デメリットを纏めてみます。
ぜひ参考にしてみてください。

NAS

メリット

  • 社内データ共有がしやすい
  • 機器接続のHDDであれば、クラウドストレージのような制限は無く、快適に利用できる
  • 社内ネットワークだけ接続されていることもあり、クラウドストレージよりはかなり低いリスクで済む

デメリット

  • 導入、運用するまでに時間が掛かり、コストも初期費用やその後の故障などにもお金が掛かる。
  • 機器の故障や衝撃、停電などでデータが消去される恐れがある

クラウドストレージ

メリット

  • 導入、運用するまでに時間が掛からない、コストも掛からないので手軽に始められる
  • 社外サーバーの大規模障害によってデータが消去される恐れがあるが、NASよりデータが消去されることはない
  • データ管理がラク

デメリット

  • 電波の悪い場所ではダウンロードやアップロードに時間が掛かる。
  • 社外サーバーを使ってバックアップをすることで、インターネット通信の介した情報流出や不正アクセスの恐れがある

いかがでしょうか?
これを見てまだ検討の余地があるなって企業様や個人の方へ下記もオススメです。

クラウドストレージとNASを併用する

先ほども少し触れましたが、NASとクラウドストレージはどちらもネットワークを使用してデータ保存を行うものですので、併用が可能です。

データを社外の第三者に預けるのに不安を感じる方、手元で管理したいという方はNASで管理をし、アクセス性を重視したいデータはクラウドストレージと使い分けることで円滑に作業が回る可能性もあります。

ぞれぞれの特徴を踏まえてご利用を検討ください。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
今日はこれまでと違ったネット環境のブログを掲載いたしました。
少しはお役に立てる情報かと思いますので、ぜひご活用ください。

今後も日常で出た疑問や不満、感じたことなどをこちらのブログでご紹介していきます。
次回もぜひお楽しみください!

このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。


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