こんにちは、shunsukeです。
英語学習継続323日目。そろそろ「花見」のシーズンですが、英語で何というか知ってますか?
「花見」を調べると、「cherry blossom viewing party」と英語に訳されます。しかしあまり自然な英語ではないとのことで、多くのネイティブスピーカーは、上記の変わりに日本語の「hanami」を使っているそうです。要するに、日本語も英語も一緒ということですね!今年は花見が出来るのかどうかわかりませんが、綺麗な桜並木を見たいなと思う今日この頃です。
今日は、皇居にある「旧江戸城 外桜田門」【重要文化財】の石垣と「二重橋」についてご紹介します。
もくじ
- 旧江戸城 外桜田門について
- 旧江戸城 外桜田門の石垣について
- 二重橋について
- さいごに
旧江戸城 外桜田門について

「旧江戸城 外桜田門」とは
皇居の旧江戸城西側にある「外桜田門」。この門は桜田門と一般的には言われていますが、正式には「外桜田門(そとさくらだもん)」です。本丸に近い内桜田門に対して、この名が付けられています。 江戸時代前期の1644年に門が建てられ、その後1663年に再建されます。大正12年(1923年)の関東大震災で大きな被害を受け、その後復元されています。 昭和36年(1961年)に国の重要文化財に指定されています。幕末の1860年、この門の前で大老の井伊直弼が水戸藩の脱藩士に暗殺された「桜田門外の変」は有名な事件です。
アクセスマップ
- 所在地:千代田区皇居外苑1
- アクセス:桜田門駅3番出口より徒歩1分、霞ヶ関駅A2出口より徒歩3分
大老井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」でも有名な「外桜田門」ですが、今回初めてこちらの方へ足を運びました。そこで見た石垣や門について下記よりご紹介します。
旧江戸城 外桜田門の石垣について

まずは「外桜田門」前の両脇にある石垣を最初にご紹介します。石垣前に「桜田門」という文字が彫られた石があります。
「外桜田門」石垣


「打込接(うちこみはぎ)」、隅角部「算木積(さんぎづみ)」
こちらの「外桜田門」では、以前ご紹介した打込接(うちこみはぎ)の技法を用いて制作されています。この技法ではどうしても隙間ができてしまうため、出来た隙間を間詰石(まづめいし)で丁寧に隙間を埋めてつくられています。
石垣トップ部分は切込接(きりこみはぎ)で角などをカットしたものを用いています。接地面だから直線を出すのはとても大事です。また隅角部は算木積(さんぎづみ)で石垣の強度を上げています。
切込接(きりこみはぎ)の乱積

こちらの石垣は、少しのすき間がない切込接(きりこみはぎ)で乱積された見事な石垣。これまで見た皇居の石垣の中でも一番美しい色合いをしてます。

実はこちらの石、伊豆半島産の安山岩に白やベージュの石、瀬戸内方面から運ばれてきた花崗岩が混ざっているそうです。だからこんなに美しいんですね。モルタル造形の仕事の場合たと、ここまで違った色合いを組み合わせて制作することがなかったですが、こういうのも制作したいものです。

「外桜田門」の影が、パツっと入った石垣。光が当たった個所と、影になった個所の色合いと、全く違った見え方がして素敵です。石の接地面が、白化して良い味を出しています。

切込接(きりこみはぎ)の乱積の特徴の一つとして、所々で大きな石を配置しています。こうすることで、より強固となるのだと思います。不揃いな大きさの石が所々にあることで、見た目の迫力度も増しますね。
「桜田門」内側の門

門・石垣・植栽と光。引きで見たときのバランスがとても素敵です。僕は仕事柄、日本庭園等の歴史のある場所で仕事をすることが多いですが、それぞれに言えることは、近くから「それ」単体で見ても絵になるし、遠くから「それら」全体で見ても絵になる。計算されつくした、余計なものを削ぎ取った造りがとても素敵だなと思う点です。

門にはこうして小さな扉が存在しています。不用意に門を開けずに済むことから、相手の攻撃を防ぐようにもしていたのかなと思います。モルタル造形では、こうした枕木と丁番的なものを制作する現場があります。こういうのも直接一つ一つ見ることで、イメージのストックとしています。
石垣の詳しい説明について
下記の記事では、石垣の詳しい説明をしています。そちらもぜひご覧ください。同じ皇居の敷地内でも違った石垣が見れますよ!
二重橋について

駅名にもなっている「二重橋」。近くからは見えませんが、遠目からでもしっかりとした造りをしています。アーチ部分の造りの美しさと、アーチ部分の奥に見える石垣と芝、橋の上には城と植栽、とても美しく目を引きます。
二重橋とは
皇居前広場から正門を経て宮殿へ至る濠に二つの橋が架かっており、手前の橋が「正門石橋」、奥の橋が「正門鉄橋」です。 「二重橋」は一般にこの二つの橋を総称して言われていますが、厳密には奥の橋を指します。 奥の橋はかつて、「下乗橋」と言われ、橋桁を支えるため、中途に台があって二重構造となっていたことからこの名がつきました。現在の橋は、昭和39年6月に架け替えられたものです。 これらの橋は、通常は使用されず、新年の一般参賀や外国賓客の皇居訪問等宮中の公式行事の際に利用されます。 引用:環境省サイトより
皇居の面積
余談になりますが、気になって皇居の面積をネットで調べてみました。
皇居の大きさは、宮内庁管理部分の敷地が約115万m2で、東京ドーム約25個分もあります。 濠の面積も含む東京都千代田区千代田の面積は1,425,500m2、皇居外苑も含めた総面積は約230万m2もあるようです。まだ見ぬ美しい場所がありそうですね。。
そんな広いんだ!と、びっくり(笑)
まだ見ぬ美しい場所が沢山ありそうですね。。ただ一日で回りきる元気はないので、また行った時にでも見てみたいなと思います。
さいごに

いかがでしたでしょうか。
今日は、皇居にある「旧江戸城 外桜田門」【重要文化財】の石垣と「二重橋」についてご紹介しました。
最後は、歴史的な石垣と現代建物の融合の写真でお別れいたします。
このブログでは、自分で経験してきたことを、「知る・学ぶ」をコンセプトに様々なことを皆さんにお届けできたらと考えています。
これからもこのブログでたくさんのことをご紹介していきます。
ご一読頂きありがとうございましたm(__)m
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